機器接続と各種インストール
Poke-Controllerの導入をする前に、以下のことを実行しておくと良いでしょう。
1.FTDIドライバのインストール
PCからシリアル通信を行い、Arduinoへデータを送信する際に下記のFTDIのサイトから、該当のドライバをインストールする必要があります。
下記の「setup excutable」によりドライバの更新用のexeファイルを落とせるので、そちらからインストールを進めてください。

2.マイコンのUSBデバイス化
PokeController内のATmega16U2用のhexファイルをバッチファイルにしました。マイコンをDFUモードに移行し、解凍後にBAT_JoyStickをクリックしてもらえれば書き込みができるはずです。
すでにマイコンにドライバが書き込まれており、自動化などで使用しているものであれば①−④の項目はスキップ可能です。
①使用する機材
ATmega16U2のマイコンを使用します。
商品名としては「Arduino UNO」などになります。
②ドライバのダウンロード
下記、リンクより「dfu-programmer-win-0.7.0.zip」をダウンロード
※こちらの環境では「dfu-programmer-win-0.7.2.zip」でも動作する事を確認してます。

「dfu-programmer-win-0.7.0.zip」は、画像の網掛け部です。
PC内の任意のフォルダにダウンロードされるので、「右クリック>全てを展開」としておく。(初期設定だと、ダウンロードフォルダに入っていることが多いです。)

2023/1/5にサイトを確認した所、サイトデザインが変わっていたので、最新版の画像を張っておきます。
画像の左側の赤枠部分から「dfu-programmer-win-0.7.2.zip」がダウンロードできます。
右下の赤枠部分からは過去のバージョンがダウンロードできます。
③購入したマイコンをUSB経由で挿し、ショートしDFUモードに移行
マイコンにUSBを刺し、PCに接続します。その後、画像の位置の2本の部分の回路を繋ぐようにショートさせます。ショートさせるためには、正しくはジャンパワイヤを使うのが良いのですが、回路をつなげば良いので、イヤフォンジャックとかが手頃かと思います。
回路を繋いでいる時間は2-3秒ほどで良いですが、短すぎると、DFUモードに移行できない可能性がありますので、手順に詰まった場合は、少し長めに繋いでみてください。回路をショートさせることがうまくいくと、デバイスが一旦抜けて差し込まれた音がするはずです。

※画像は撮影のために、USBを抜いてますが、挿したままで行ってください。
④デバイスマネージャーから、ドライバを書き込む
Windowsの検索窓より、デバイスマネージャーを検索します。

デバイスマネージャー内に「不明なデバイス」があるはずなので、「右クリック>ドライバを更新」を押します。
※画像はすでにインストール済みのものなので、ATmega16U2となっていますが、おそらく初期設定時は「不明なデバイス」になっているはずです。

「コンピューターを参照してドライバソフトウェアを検索」を選びます。

「参照」をクリックし、先ほどダウンロード・解凍した
「dfu-programmer-win-0.7.0」を選択します。
※最下層のファイルを選択せずとも、適切なドライバが選ばれます。
※画像は、デスクトップ上の123というフォルダに置いた場合です。解凍先によってフォルダの場所がかわります。

「ATmega16U2」のドライバをインストールし、デバイスマネージャ内に表示されれば成功です。
⑤バッチファイルを用いた書き込み
下記のファイルをダウンロード・解凍します。
ファイル内の「BAT_Joystick.bat」をダブルクリックします。警告が出る場合は、詳細から実行を選んでください。
実行すると自動で書き込みが始まります。(画像は別のファイル名での画像なので一部表示か異なります。)

上記のように自動で書き込みが進めば完了です。
3.機器の接続

上記のような機器構成を目指して接続してください。
USBシリアル通信とATMega16U2のジャンパワイヤでの接続は2箇所です。①(ATmega16U2)[GND] - [GND](USBシリアル)②(ATmega16U2)[TX→1] - [TX](USBシリアル)
GNDは、基本電位の位置なので、マイコンのどこでも大丈夫です。

(デスクの上汚くてすみません。)